アトランタの日々3:クワイヤー(教会の聖歌隊)の練習
年も明けたので、アトランタに来てからを振り返ってみました。(自分のための覚え書き兼。)

まずELS(英語学校)。探せばさがすほどアトランタには無料のELSは結構多くあることがわかりました。多くは教会と図書館です。
現在は2つのカレッジの無料ELSに通っています。ひとつがメイン、もうひとつは学校というより遊びに行っているようなもの。

メインの(月)〜(木)の午前中に通っている学校は、Dekalb Tech(デキャルブ テクニカルカレッジ)というところのELS。何箇所かで運営されているうち、家から近いという理由で Latin American Assosiation(ラテンアメリカ アソシエィション)というところの教室に通っています。
その場所柄、生徒の9割以上はラテンアメリカつまりメキシコや南米出身者。計6クラス、全部で100人強いますがアジア人はほんの2人。英語とともにスペイン語も自然と学べそうな環境です。また、私のクラスは先生にも恵まれ、年配の女性ですがとっても元気で陽気で教えることを熟知していて、ライティング・リスニング・文法・ゲーム・リーディング・単語・雑学 etc.、色んなことを色んな方法で行うので全く飽きません。おかげでこの年にして初めて学校に通うのがとても楽しいのです。クラス外でも家に遊びに行ったり一緒に出かけたりしています。
クラスメイトのラテンアメリカの人たちも、みんな陽気で、明るくて、時におおざっぱですが、とても気楽で私は好きです。それぞれいろんな事情でアメリカに住んでいますが多くの人は働いています。国に家族を残してきている人もいて、生まれた子供まだ会えていないという人もいます。

前セミスターの締めくくりにはクラス発表で英語劇をやりました。お題は“白雪姫と7人の小人”。去年、USCのELPでもたまたま“白雪姫と7人の小人”をやりましたが、(登場人物が多く、どの国でもメジャーな物語だから選ばれやすいのだと思われます)大分雰囲気は違ってその違いが個人的におもしろかったです。
どう違うかと言うと、まずUSCの時は多くがアジア人。あくまで授業の一環としてやるという感じで、さらっと無難にこなす程度でした。
でもこちらはみんなラテンアメリカン。まず演技力が違います。みんな恥じることを知らず、なりきり度がすばらしい。演技が上手くない人にはディレクター(がちゃんといます。)がびしっと演技指導をします。キスシーンもそのまま普通にアリです。ちなみに自分は小人役。日本人同士だとどうも恥を捨てきれなかったりしますが、違う国籍の人たちのなかにアジアンが自分一人だけだとなんの恥も感じなくなるのが不思議です。
主役の女の子は姫の衣装を絵本そのままに縫い上げ(誰に言われるでもなく。)、女王兼魔女役の女性は途中の衣装チェンジも怠らず(自ら提案。)、鏡役の男性は大道具に値する大きな壁兼鏡を作って当日いきなりトラクターで持ってきました。
多くは20代後半から40代の人たちのいい大人。それでもこんなふうに“遊べる”なんて、やっぱりラテンアメリカの人たちと一緒にいるのは楽しいです。

もうひとつの学校は週2日、午後のみ通っています。
一クラスだけのこじんまりした学校でその分クラスメイト同士の密度が濃く、ランチも毎回一緒、授業後もいつも外で立ち話。あまり授業らしいことはやらず、いろんなトピックで取り止めもなく会話をします。先生もあえて色々なことを教えようとはせず、会話の中から各自が学び取ってゆくスタイルです。ポットラックパーティーをしたり、DVDで映画を見たり、私にとっては学校というよりみんなと先生に会いに、社交場におしゃべりをしに通っているような感覚です。
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次に教会のこと。クワイヤー(合唱隊)の練習と日曜日のWorshipには今も欠かさず通っています。毎週の練習では、日曜日の礼拝以外のイベントなどもあるため常に10曲程やります。簡単な曲は2,3週の練習で次はもう本番。そんな感じなので新しい曲が次々に入ります。

経済状況が厳しいアメリカ、その影響は教会にも及んできており、前回の練習でとある話し合いがもたれました。内容は、少しでも経費を切り詰める為に、Sanctuary(礼拝堂)で行われている日曜日の礼拝を、冬の間だけ別の大部屋(舞台があってディナーパーティーなどが行われる部屋)に移すことになった、というもの。Sanctuary はとても広く天井も高く、窓も大きく、また別棟であるため、もしそれを別の部屋に移せば暖房費がかなり削減できるというのです。
しかし話し合いは簡単には済みませんでした。
パイプオルガンの問題、一時的とはいえ美しさと雰囲気では見劣りする大部屋に移ることで人々が他の教会に流れてしまう可能性(それは結果として寄付が減ってしまうということ)、部屋は2階のためお年寄りや障害のある人にはどうするのかということ、クワイヤーが舞台には乗り切らない、など。
また、はじめはうまく理解できなかったけれど、何十年もこの教会に属している人たちにとっては、Sanctuary でWorship を行うことがとても意味のあることなのです。個人個人に色々な理由もあり、意見するうちに泣き出してしまう人も。みんな自分たちの教会を守りたいのと、でも妥協出来ないことと、色々な思いが錯誤します。
話し合いのあとにいつもどおりお祈りをして、最後に練習の締めくくりとして一曲歌ったのですが、指揮者のダンも一生懸命涙をこらえながら震えながら指揮をしており、また美しい旋律の曲の作用も相俟って、みんな必死で涙をこらえながら歌いました。不況はいろんなところに影を落としています。

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【2009/01/20 06:12 】
| アメリカ生活:クワイヤー(聖歌隊) | コメント(5) | トラックバック(-) |
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コメント
ラテン系の人々は、楽しむコツを知っているんだねー
恥ずかしくてなかなか自分では出来そうもないけど、その行動力は羨ましいな♪

教会のお話は、読んでいるだけで気持ちが伝わってきてたよ。
日本も不況で、あまり明るいニュースがありません。
不況って経済的な問題だけど、精神面にも影を落とすよね・・・。
【2009/01/20 09:07】
| URL | ちばこ☆  [編集] |
ちばこ☆へ>
いそがしいのにコメントありがとう☆
お国柄なのか、それとも生まれ持ったDNAなのかね。^^
でも多くの人は冬に弱いみたいで、この時期は震え上がっています。^^;
【2009/01/21 14:01】
| URL | mai  [編集] |
いろいろ体験しているね、さすがはまいどん。みんなと活き活き小人の役をこなしているまいどんが思い浮かびます。

教会をどれだけアメリカ人が特別な場所としてみなしているのか自分の肌で感じられただけでもすごい体験だね。
きっとまいどんにとっても忘れ難い時間になっただろうね。
しかし、まいどんの英語力はすごく上がっているんだろうな・・・。
【2009/02/14 02:06】
| URL | ゆっこ  [編集] |
ゆっこどんへ>
それがねー英語力は不思議なくらいカメの歩みです...
語学センスのあるなしって人によりけりだと思うけれど、私は明らかになしの方だと思う。^^;
蘭語はどう?!
【2009/02/16 12:54】
| URL | mai  [編集] |
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